自閉症スペクトラムの子供達の未来を信じてみるブログ

はじめまして。自閉症スペクトラムと診断された息子がいるアラフォーの母親です。なかなか教育本のとおりに育たないなぁと思ったら、発達障害でした。

くじら君マラソンをする ①

今日はくじら君の幼稚園のマラソン大会でした。

 昨日、同じ幼稚園に通う妹のヒメコ(仮名)をお迎えに行ったとき、くじら君の担当の先生とお話しをしました。

「明日は、先生が一人ついてくじら君は走りますよー(*^^*)」と教えてくれました。

くじら君、最近は幼稚園の小川にある、水の中の虫に夢中です。

そして、外に出ては、みんなと別の行動をとり、そこの小川で虫をつかまえているそう。

マラソンの練習の途中でも虫さがして、前に進まない。

誰かが声をかければ、しぶしぶでも動くので、先生がひとり伴走してくれました。

そして今日、私は自転車でマラソンをみにいきました。

自転車を止めている途中、遠くから「くじら君~、みんな並んでいるから一緒に行こう!」という先生の声。

はっと見てみたら、一人だけ川で遊んでる!

それを見て愕然。

園長先生まで、声をかけてくれている。

ありがたいと思いつつ、やっぱりはずかしく思いました。

お母さん方がたくさんいます。

でも、誰もくじら君の事は気にしてないないのはわかるけど、恥ずかしくて列に入れない。

やっと先生に抱えられ、スタート地点へ。

そこでもちょろちょろ。

その体力はマラソンに使ってくれ!

やっとスタートし、先生と走りました。

走っている途中、場所によって、保護者の場所から見えませんが、やっと見えてきました。

先生と走っています。

27位でゴール。

ありがたいことに、最後尾ではありませんでした。うしろに10人くらいいました。

やればできるのに!

それからがまた憂鬱。

女の子が走り終わるまで時間があるので、また虫さがし。

みんなと会話しない。

みんなが園舎に入っても一人だけ遊んでいる。

伴走してくれた先生が一生懸命、声をかけてくれている。

先生に「先生のいうことをきかないから、げんこつしていいですか?」と聞くと、笑ってくれました。

園舎から、女の子たちがくじら君を呼んでくれています。

でも、聞く耳もたず。

まわりには誰もいなくなっていました。

最終的に、「お母さんも先生ももう行くね、バイバーイ!」と言ったら、「まってー!」ついてきました。

今までは、これをしても知らんぷりだったけど、最近はこれが効きます。

先生、本当にごめんなさい。

そのあとすぐに、デイサービスがあるので、お迎えに行きました。

会う先生がみんな、「今日はくじら君がんばっていましたねー、誉めてあげてくださいねー」と言ってくれました。

いや、マラソンはがんばって走って偉かった。

でも、その前後が…と思うと、素直に誉めてあげれない。

それに、先生はみんなのお母さんに言っているだろうしね。

あー、アンガーマネジメントができるようになりたいわー。

もう少し時間がたって、気持ちが落ち着いたら褒めようと思います。